犬が星を眺める話
プリウスのブレーキの不具合が問題になっている。タイヤの回転を利用して発電する回生ブレーキと油圧ブレーキの切り替えに問題があるという。私たちは、自動車産業に従事する者の端くれなので、こうした話題は知っていなければならない。
以下、私とチンパンジーの会話。
私「かいせいブレーキってどういう字を書くか知ってる?」
大「かいは回るの回で、せいは性格とか性別の性だと思います」
回性ブレーキ、どういう意味になるのか分かっているのだろうか。
私「回生ブレーキだぞ。F1のKERSなんかも同じ原理だろ」
大「カーズ?って何ですか?」
私「あのなぁ、サッカーばっかり詳しくてもダメだぞ。俺たちは自動車産業で働いているんだから、クルマのことには関心を持たなくちゃダメだ」
大「はぁ」
私「フェラーリってどこの国にあるか知ってるか?」
大「分かりません」
そこでHクチが助け船を出した。「サッカーが強い国だよ」
大「イタリアですか?」
私「正解」
私「ところでイタリアの首相って誰だ?」
大「ブレアですか?」
私「死ね。ブレアはイギリスだ。それにもう辞めた。今のイギリスの首相は?」
大「分かりません」
私「じゃあ3択な。1.プーチン、2.サッチャー、3.ベルルスコーニ」
大「3ですか?」
私「死ね」
私「お前、日経新聞を毎日読んでいて、一体どこを読んでるの? スポーツ欄とテレビ欄だけじゃないのか?」
大「いいえ、1面から順番に読んでます」
私「お前なあ、そういうのを犬が星を眺めているって言うんだぞ。犬は星を眺めて何を考えていると思う?」
大「きれいだなあと思っていると思います」
私「バカっ、犬が星を見てきれいなんて思っているがどうか分からないだろ」
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